<W杯展望|セネガル対コロンビア>生き残りをかけた戦いはハイスピードの展開に?

コロンビアにとっては主砲ファルカオの存在がアドバンテージ。

ロシア・ワールドカップ グループH・第3戦
セネガル−コロンビア
6月28日(木)18:00(日本時間23:00)キックオフ/サマラ・アレーナ(サマラ)

 まさに生き残りをかけた戦いだ。

 同時キックオフでポーランドと対戦する日本が負けた場合は、両チームが揃って勝ち抜ける可能性もあるが、どちらも自力で突破を決めようと勝点3を奪いにくるはずだ。

「コロンビアは我々と似たチーム」
 セネガルのアリウ・シセ監督がそう分析するように、両チームには共通点が少なくない。

 いずれも最終ラインではデカくて屈強なCBが睨みを利かせ、前線にはセネガルがエムバイ・ニアングやイスマイラ・サール、コロンビアがファン・ギジェルモ・クアドラードと、縦に速い快足アタッカーを擁する。かたやサディオ・マネ、かたやハメス・ロドリゲスと、2列目にタメと変化をもたらせるワールドクラスを抱えているのも同じだ。

 どちらもカウンター一辺倒のチームではないが、快足アタッカーをスペースに走らせる、あるいは彼らが独力で仕掛ける攻撃が大きな武器。互いにそれをどう抑えるかが勝負を分ける鍵になるだろう。

 いずれにせよ、攻守がめまぐるしく入れ替わるスピーディーな展開になるのではないか。

 より勝利が欲しいのは、セネガルと日本に勝点1差の3位コロンビア。この南米の強豪にとってのアドバンテージは、ラダメル・ファルカオという世界レベルのフィニッシャーを有しているところだろう。このベテランが、2戦目のポーランド戦で1得点・1アシストと調子を上げているのは心強い。

 一方のセネガルは、シセ監督曰く「戦術的な理由」でここまで出場機会がないケイタ・バルデ・ディアオが先発起用されるかもしれない。セネガルの前線には確固たる得点源が不在とはいえ、この数か月、コンディション不良に悩まされてきたケイタが良い状態でピッチに立てれば、マネ、サールらと繰り出す爆発的なアタックがコロンビアの脅威となるはずだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180628-00043086-sdigestw-socc